「乳児の飲用控えて」なのに東京・八王子市に一時送水
東京都内に水を供給する金町浄水場(東京都葛飾区)で乳児が飲む暫定規制値を超える放射性ヨウ素131が検出された問題で、都は29日、乳児の飲用を控えるよう求めた地域以外に、八王子市の一部約4000世帯にも同浄水場から一時送水していたと発表した。都職員が対象の約4000世帯を直接訪問して謝罪する。
都水道局によると、3月22日午前9時に採取した水から、1キロ・グラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出。乳児の飲用の規制値100ベクレルを超えたため、同局は23日午後2時過ぎに記者会見し、東京23区と武蔵野など5市の住民を対象に、乳児の飲用を控えるよう求めた。
ところが、水道水の経由地である多摩市の給水場が工事中であるため、金町浄水場からの水道水が八王子市に供給されることはないと誤って判断したという。東京都八王子市の松が谷、鹿島、東中野の一部、大塚の一部も対象地域に含まれていたのに、飲用を控えるよう呼びかけなかった。
同局は5市への送水を止めるため、3月23日午後11時に送水系統を切り替えた。このため、八王子の一部地域への送水も止まり、規制値を超える水が同地域に流れたのは24日深夜くらいまでだという。
また、同浄水場からの送水は同地域の水道水の約1割にとどまっており、大部分は、放射性ヨウ素を検出しなかった荒川からの取水だった。このため同局では、「仮に乳児が飲んだとしても健康への影響はない」としている。
これまで経験したことのないこのような事例により、人為的なミスが起こっています。実にお粗末な話ですが、乳児のいる家庭ではミスでは許されない事態です。水道水は本当に安全なのか、やはり不安が残ります。当面水道水の飲用は控えた方がいいかもしれません。