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いまだ茨城県で2万世帯余で断水続く

 茨城県神栖市では、地震から3週間余りたった今も、2万世帯余りで断水が続き、市民生活に大きな影響が出ています。浄水場が大きな被害を受けたためで、強い揺れや液状化現象で水道管の配管などが壊れ、今も水を供給できない状態が続いているのです。

 液状化現象については、震度5だった東京の新木場、千葉県の幕張市でも大きな問題になっています。これらの地は埋め立て地のため地盤が弱く、液状化現象に見舞われました。家が大きく傾いたり、道路が隆起したり陥没したり、泥水が吹きだした後泥が大量に残ったりして、道路が通行できなくなったりしています。自宅に被害がなかった方でも、道路が通れなかったりするので、震災直後は自宅まで帰れない方も大勢いました。震災前は都心にも近く、海が見える臨海副都心の高級住宅地として大変人気がありました。それが震災後は大きく事情が変わっています。阪神大震災などでも同じように埋め立て地での液状化現象が起こったように、大きな地震があると震源地から300キロ以上離れていても埋立地の一部では影響を受けるようです。水道管は地中にあるため、地面が大きく隆起すると、壊れて断水してしまいます。それにしても震災は物事の価値観を大きく変えてしまいます。普通の暮らしができるということがどんなに幸せなことなのか、本当に痛感させられます。

 3月11日に震度5強の揺れを観測した茨城県の神栖市では、地震の直後から市内の全域で断水となりました。3週間余りたった今も、全世帯のおよそ7割に当たる2万423世帯で断水が続いています。神栖市では、市内の13か所で毎日給水活動を続けています。このうち、平泉地区のコミュニティセンターでは自衛隊による給水活動が行われ、4月3日も午前中から大勢の人が水をくみに訪れていました。水をくみに来た飲食店の男性は「水が出なくて営業が難しい状態です。自衛隊や井戸を持つ地域の人が水を提供してくれ、大変感謝しています」と話していました。神栖市で断水が続いているのは、隣接する鹿嶋市にある鰐川浄水場が大きな被害を受けたためです。地震の強い揺れや液状化現象による地盤の浮き沈みで多くの配管などが壊れ、神栖市に水を供給できない状態が続いているということです。鰐川浄水場の副場長は「浄水場が大きな被害を受け、神栖市の皆さんは水が出なくて困っていると思います。今月中には何とか復旧させたい」と話していました。

 水がない生活は日常生活からはありえないことですが、実際まだまだ多くの地域が断水しています。